2015年9月18日に衝撃的なニュースを目にした。
なんと7インチタブレットが5,000円を切る4,980円で購入できるというニュースだ。
もともとタブレットの購入予定はなかったがこの衝撃の価格は購入予定はなくとも興味を引かれてしまい、購入してみることにした。
使用してみた感想と一般的なAndroidタブレットとは少し違いがあるのでAndroidタブレットとFireを比較しておくので参考にしてほしい。
外観
パッケージ
パッケージは非常に簡易なものであり、7インチというサイズなので大きさもそれほど大きくない。
パッケージの上部には吊り下げて展示できるような穴が設けられている。
内容物
- Fire本体
- microUSBケーブル
- 5W電源アダプタ
- 規約やサポート関連説明書
- 機器簡易説明書
白い紙が4であり、保証期間や規約について各言語で記載されており、日本語による記載は1枚半程度である。
また、黒い紙が5でタブレットのどこがなんであるかを図示しただけのもので非常に簡易的なものである。
前
ディスプレイは光沢があり、フロントカメラがあるだけで他にボタン等はない。
指紋は結構付きやすいと思う。
後
amazonのロゴとリアカメラ、スピーカーがある。
スピーカーが後ろにあるのでテーブルに置いておくと音があまり聞こえない。
右側面
右側面にはMicroSDカードスロットがあるだけである。
左側面
左側面には何もない。
上部
上部には左からイヤホンジャック、音量ボタン、マイク、MicroUSBスロット、電源ボタンがある。
個人的にはUSBスロットが上部にあるのが非常に違和感を感じる。
下部
下部には何もない。
Fireを起動
Fireを起動すると各種設定やガイドが開始される。
ガイドを終了するとようやくホーム画面が表示され、自由に使用することが可能となった。
プリインストールアプリは以下のようにAmazonのサービスに特化したものばかりである。
- Amazon
- Kindle
- Amazonプライムビデオ
- Amazonミュージック
Fireで何ができるのか
それでは一般的なAndroidタブレットとFireとの違いについて比較していく。
ディスプレイ
解像度は1024×600(171ppi)とiPad2より少し高いぐらいでRetinaディスプレイとは程遠いが動画を見ても画質が荒いと感じることはない。
ただ自動調光がないのか暗いところで使用すると自分で調整しないと眩しく感じる。
ロック画面
Fireはロック画面に大きな特徴がある。
上の画像を見て気づいたことはないだろうか。
なんとAmazonの広告が表示されてしまうのだ。
広告が表示される以外はパスワードロックも可能となる。
ブラウザ
Fireのブラウザは「Amazon Silk」という独自のブラウザである。
Fireでは「Google Play」は利用不可であり、Amazon独自のアプリストアを利用することとなるが参照した情報によるとこれによってFirefoxやChromeは利用できない。
使い慣れたブラウザを使えないという不便はあるとは思うが、私はこれでなければというブラウザはない。
WindowsではFirefoxを使い、MacではChromeを使い、iPhoneではSafariとChromeを併用している。
よって独自のブラウザでも何の問題もないと考えている。
Webブラウジングさえできれば特にブラウザは何でも良いという人は多いのではないか。
1点気になるところはブラウザ上で小さい文字をタッチする際に以下のように拡大表示される場合がある。
拡大されたところで改めて自分が選択したい箇所にタッチすればよいのだが手戻りはない反面、二度手間のように感じてしまう。
メール
当然のことながらメールについても問題なく利用可能だ。
試しにgmailを使用してみたがアカウントの登録もgoogleのWebサイトと連携しながらメールアドレスとパスワードを入れるだけで設定を完了することができた。
使用してみた感じもiPhoneのメールアプリとそれほど違いがないように感じる。
カメラ
フロントとリアの2つのカメラが付いており、それぞれの解像度は以下となる。
フロント:30万画素
リア:200万画素
iPhone6のカメラが800万画素ということを考えるとそれほど解像度は高くないが、私はタブレットにあまりカメラの必要性は感じていないので問題ない。
ないよりはあった方がいいという印象だ。
音楽
FireをPCに接続し、MusicフォルダにAACやMP3ファイルをコピーすることで「Amazon Musicアプリ」によってiTunes等で利用している音楽ファイルの再生が可能だ。
また、FireにはBluetoothも付いているためBluetooth対応のヘッドホンを利用できる。
音楽ファイルをMusicフォルダにコピーする際もiTunesで利用しているアーティストのフォルダ毎コピーすることでアーティスト、アルバムといったカテゴリ分けがされるのでiTunesを利用している人は使い勝手が良いのではないだろうか。
ただし、WindowsのPCを利用している場合に1点注意が必要な場合がある。
WindowsのPCからiTunesでダウンロードした.m4aファイルをFireにコピーする際に以下のようなダイアログが表示される。
このダイアログを見ると変換してからコピーすることが推奨となっており、いいえを選択すると再生できない可能性があると表示されているので「はい」を選択してしまう人が多いと思う。
「はい」を選択することで以下のように.wmaファイルに変換される。
しかし、この変換が思わぬ落とし穴なのである。
実はFireはwmaファイルは対応していないのでこの変換によって再生できなくなってしまう。
一方でもともとのm4aファイルはFireが対応しているので再生が可能だ。
Windowsが推奨している方を選択することで再生できなくなってしまうという罠。
気を付けていただきたい。
ソーシャル
twitter
Amazonアプリストアからダウンロードして利用可能
facebook
Amazonアプリストアからダウンロードして利用可能
Skype
Amazonアプリストアからダウンロードして利用可能
LINE
ほとんどのソーシャル系アプリは利用できるのにLINEは利用できない
動画サービス
youtube
アプリはないがブラウザによって閲覧可能
Hulu
Amazonアプリストアからダウンロードして利用可能
U-Next
利用不可
dTV
利用不可
Amazonプライム・ビデオ
当然のことながら利用可能。
nasneによる録画番組の視聴
私がタブレットで利用したいものの1つにソニーのnasneによるテレビ番組と録画番組の視聴がある。
Fireでこれができるかどうか調べてみたところ「Twonky Beam」というアプリをダウンロードすることによって可能となる。
Twonky Beam自体は無料だが、別途DTCP-IPのアドオン700円の購入は必要となる。
このアドオンを購入することによって以下が可能となった。
- nasneに接続し、放送中のテレビ番組を視聴する。
- 同一ネットワーク上でのnasneに録画した番組を視聴する。
- Fire上に録画番組をダウンロードして持ち出し、外出先で視聴する
ゲーム
ゲームはアプリストアにあったりなかったりなので一概に述べることはできないがやはりGooglePlayに比べるとラインナップは大幅に少ない。
Fireのメリット
私がFireを購入するにあたってFireでできることについて調査を行った。
Androidタブレットと比べて多くの制約はあるが、私が利用する上で必須だと考えているWebブラウジングとnasneによる録画番組の視聴をする上でFireは全く問題ない。
マイナス面を上げるとやはりタブレットは電子書籍の利用に適している端末であると考えるが、Kindleに特化してしまうためhontoやKobo等の他のサービスを利用できないのはタブレットを購入するにあたって残念なポイントであると考えている。
Androidタブレットは以下のような1万円を切る商品はあるが、Fireはそれに対しても半額である。
AmazonとしてはKindleの利用を促すのが当然であり、価格を考えるとそれらの制約は割り切れる範囲であると考えて購入を決めた。
4,980円で購入するには
私はAmazonプライム会員ではなかった。
今回Fireを4,000円OFFの4,980円で購入するためにはプライム会員となる必要がある。
詳細については以下のリンクを参照して欲しい。
4,000円OFFクーポンの詳細
注意が必要なのはプライム無料体験中の場合は8,980円で購入し、後日4,000円分のAmazonギフト券が配布されることとなるのだが、体験期間終了時にプライム会員とならなかった場合はギフト券が無効になってしまうということである。
つまりAmazonプライム会員のみが4,000円OFFとなり、Amazonプライム年会費の3,900円がほぼ相殺されることとなるということだ。
プライム会員のメリット
年間3,900円を払うからにはそれなりにメリットがないと払う価値がない。
プライム会員のメリットとは大きく以下の3つであると考える。
Amazonプライム・ビデオ
最大のメリットは映画やTV番組が追加料金なしで見放題となるこのサービスだろう。
年会費3,900円なので1月あたりの金額は325円となり、huluの1月あたりの金額である1,007円と比べると圧倒的に安い。
Amazonプライム・ビデオまだ始まったばかりのサービスなのでhuluと比べるとコンテンツ量に差があるとはいえ、それでもその中には未視聴の多くのコンテンツが存在しているはずなので十分に楽しめる内容であると考える。
Kindleオーナー ライブラリー
対象タイトルの中からお好きな本を1か月に1冊、無料で読むことができるこちらのサービスも魅力的なサービスだ。
常に1冊しか保持しておくことができないので毎月ライブラリに本が増えていくわけではない(前月の本を削除した上で新たな本を読むことができるイメージ※以下のリンク参照)が読み終わってしまえばすぐに再読したくなることはそれほどないと考えるため特に問題はないのではないかと思っている。
再読したければまた別の月にその本を選択すればよいのだ。
Kindleオーナー ライブラリー
お急ぎ便が無料
- 当日お急ぎ便:514円(税込)
- お急ぎ便:360円(税込)
- お届け日時指定便:360円(税込)
上記が何度でも無料となる。
これについては私は年会費を払うほどのメリットであるとは考えていないがあればありがたいサービスだろう。
Fireの購入はこちらから