ENEOSカードの3種類でどれが一番お得なの?
車を利用する人には大変お得なガソリンスタンド系のクレジットカードの中でも、エネオスのガソリンスタンド数は日本で一番多いのでエネオスのクレジットカードを持っていると旅先でもすぐに見つけられますし、お得な特典を受けられて非常に便利です。
このENEOSカードにはタイプの違う3種類のカードが用意されています。
この3種類のカードはそれぞれ以下のような特徴があります。
・ポイントタイプのENEOSカードP
・キャッシュバックタイプのENEOSカードC
タイプを聞いただけではどれが一番お得なのか判別できません。
3種類もあるとどれを選んでいいか迷ってしまいます。
果たしてこの3種類のカードのうち一体どれが一番お得なんでしょうか?
給油するときにENEOSカードを利用するという前提で比較してみると一番お得なカードが見えてきましたのでその理由について徹底解説したいと思います。
それぞれのカードの特徴を比較
カード | タイプ | 年会費 | 特典内容 |
ENEOSカードS | スタンダードタイプ | 無料(年一回のカード利用) | ガソリン給油1ℓにつき2円引き |
ENEOSカードP | ポイントタイプ | 1,250円 | カード利用1,000円につき30円分のポイントが貯まる |
ENEOSカードC | キャッシュバックタイプ | 1,250円 | カード利用金額に応じてキャッシュバック 利用金額1万円未満:1円/ℓ引き 利用金額1万円以上:2円/ℓ引き 利用金額2万円以上:4円/ℓ引き 利用金額5万円以上:5円/ℓ引き 利用金額7万円以上:7円/ℓ引き |
詳細な特典内容を比較してみましたが、やはりこれでもどれが一番お得なのか判断できません。
年会費がかからないENEOSカードSがお得な気もするのですが、利用金額によっては他のカードがお得になるのかも知れません。
これを調べるために次は年会費を考慮しつつ、利用金額とそのポイント還元金額で比較してみます。
利用金額とポイント還元金額で比較
3つのカードの1ヶ月あたりの利用金額を増加させていった場合のポイント還元金額を算出し、年会費を引いた金額でグラフを作ってみるとどれがお得なのかわかるはずです。
グラフを作成する際のポイントとしてはENEOSカードSとENEOSカードCはガソリン1ℓ当たりの値引き金額となるためガソリン1ℓあたりの単価によってポイント還元率が変わってきてしまいます。
そこで今回は2015/03/17現在の全国平均単価である1ℓ136.4円で計算してみます。
まずピンク色の線のENEOSカードPを見てください。
黄色の線のENEOSカードCの方が明らかに還元金額が多いのでまずENEOSカードPが除外されます。
次は黄色の線のENEOSカードCを見てください。
グラフ上55,000円付近で青色の線のENEOSカードSと交差しており、グラフ上は小さくてわかりづらいですが数値上はENEOSカードCがENEOSカードSを逆転しています。
この55,000円が分岐点となりどちらのカードを選ぶべきなのかがわかりましたね。
まとめ
この結果より1ヶ月に55,000円以上ガソリン代がかかる人はENEOSカードC、それ以下の人はENEOSカードSを選ぶのがお得だということがわかりました。
しかし、1ヶ月に55,000円ガソリンを入れるということは1ヶ月に何キロ走るということなのでしょうか?
55,000円を1ℓあたりの単価136.4円で割ると1ヶ月に入れるガソリンの量は約403ℓであるということがわかります。
403ℓで何キロ走れるかを算出すると以下のようになります。
燃費 | 走行距離 |
10km/ℓ | 4,030km |
15km/ℓ | 6,045km |
20km/ℓ | 8,060km |
一番燃費の悪い10km/ℓでも1年間に約50,000km走行することとなり、個人で所有している車でこんなに走っている人はまずいないでしょう。
これより営業車等のたくさん走る車を個人所有のクレジットカードで支払うという人以外は、ENEOSカードSを選ぶのが一番お得だということがわかりました。